小学校エゲレスの小学校は、4歳(その学年末までに5歳になる子供)から始まる。といっても、初めの年はレセプションクラスといって、いわば「小学校準備クラス」みたいなもの。 私が住む県から配布された親向けのパンフレットによると、レセプションクラスは義務教育ではないので行かせなくてもいいのだそうだ。ただ、学校にはそれぞれ受け入れの定員があるので、一年生(Year1)から行かせたいと思ってもその時に空きがあるかどうかわからないので、レセプションクラスから入れておいた方が無難ではある。 レセプションクラスが終わると、晴れて一年生。(year 1) 小学校は日本と同じく、6年生(year 6)まである。 今までに気づいた、日本の小学校と大きく違う点を少し挙げてみると、、 1.9月から始まる。 2.入学式が無い。 3.ランドセルも無い。 4.学用品を揃えなくてもいい。 5.学校までの送迎は絶対。学校側も一人で子供を返す事は決してない。 そしてこれが一番大きい違いかな、、 6.学校を選べる。 日本だったら、(公立であれば)住所によって行く学校が決まっていると思うのだけど、こちらは違う。 県によって違うけど、私の住む県では、基本的に県内であればどこの公立学校でも希望を出せる。 (希望を出せるのと実際入れるのとでは別の話だけど) 今年のシステムは次のとおりでした 県から送られてきたアプリケーションフォーム記入。 第三希望まで希望校を書ける。 ↓ 学校によっては、学校独自のアプリケーションフォームもあるので、それもあれば記入。 ↓ アプリケーションフォームを期日までに県の教育委員会みたいなところ、もしくは学校に送付。 ↓ 全てのアプリケーションフォームを県がとりまとめ、全ての学校に希望者詳細を連絡。 ↓ それぞれの学校が独自の生徒受け入れ条件と照らし合わせ、入学許可した生徒のリストを県に連絡。 ↓ 県が、保護者側の希望順位と学校側の入学許可生徒リストを照らし合わせ、それぞれの子供の入学校を決め、親に伝達。 この際、県は、一番希望順位の高い学校に入れるように考慮してくれる。 例えば、第一、第二、第三全ての学校から入学許可を得た子供は第一希望が入学校となる。 ↓ 結果を受け入れるか否かを、学校側に親が連絡。 結果が不服な場合は学校側にアピール(訴える)事もできる。それで受け入れられるかはまた別。 とりあえず決められた学校に入り、希望校の待ちリストにのせてもらって、空きがあった時に希望校に入れてもらうようにする事もできる。 とまあ、こんな感じで、ものすごく七面倒くさい。 このシステムの親としてのメリットは、もちろん、「学校を選べる」ところにあるが、 デメリットもまた、この「学校を選べる」ところにある。 だって、考えてるとどこが本当に子供のためにいいかわからなくなってくるんだもん!!! どこに一番重きを置くかで変わってくるし。 逆に、「どうしてもここに行かせたい」という強い希望があった場合、 行かせられなかった時にすごく悔しいだろうし。 このシステムのせいで、いい学校の近くの家は値段が高かったりする。 (大抵、学校から近い子供を優先的に取るので) |